ウクライナのゼレンスキー大統領はアメリカのABCテレビとのインタビューで「戦争の終結に近づいている」と述べ、プーチン大統領に軍事侵攻をやめさせるためにもアメリカとその同盟国に対し、ウクライナへの支援を強化するよう訴えました。

この発言についてロシア大統領府のペスコフ報道官は24日「われわれにとって設定した目標を達成する以外の選択肢はない」と述べ、あくまでもプーチン大統領が示した目標が達成されるまで戦闘を続ける考えを強調しました。

プーチン大統領はことし6月、和平交渉を始めるための条件として、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナの東部と南部の4つの州からウクライナ軍が撤退することやウクライナがNATO=北大西洋条約機構への加盟を正式に放棄することなどをあげています。

一方、ウクライナ大統領府によりますと、イエルマク大統領府長官がニューヨークで講演し、ゼレンスキー大統領がバイデン大統領などに示すとしている「勝利計画」について、NATOがウクライナの加盟に向けて正式な手続きを始めることが盛り込まれていると明らかにしました。

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