この催しは、北朝鮮による外国人の拉致などの人権侵害の実態について広く知ってもらうため、韓国やアメリカなどが25日、ニューヨークで開きました。

この中で、韓国のチョ・テヨル(趙兌烈)外相は「北朝鮮による人権侵害の被害者とその家族のことばで言い表せないような苦しみに光をあて、揺るぎない支援を表明する機会にしたい」と述べました。

続いて脱北者や拉致被害者の家族などが、みずからの体験や苦しみを語り、日本からは北朝鮮に拉致された増元るみ子さんの弟の照明さんが「一緒に声をあげ、拉致被害者たちの苦しみを取り除くことに協力してほしい」と訴えました。

会場からは、被害者家族の高齢化が進む中、解決を急いでほしいという声もあがっていました。

増元照明さんは「北朝鮮の人権問題に関して自分たちの都合のいいように考えている国があまりに多すぎる。こういう機会があれば私はどこへでも行くし、行くべきだと思っている」と話していました。

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