共和党のトランプ前大統領はことし7月、東部ペンシルベニア州バトラーで選挙集会を開いた際、演説中に銃撃を受け、右の耳にけがをしました。

トランプ氏の陣営は投票日の1か月前にあたる来月5日、トランプ氏が事件現場となった会場を再び訪れ、選挙集会を開くと25日、発表しました。

陣営は、声明で「銃撃犯が民主主義を攻撃し、この運動を終わらせようとした現場に、トランプ氏は再び戻り、誇り高き市民とともに未来に向けた団結のビジョンを祝う」としました。

そして南部フロリダ州で今月15日、トランプ氏に対する暗殺未遂事件が再び起きたことを踏まえ、「1度ならず、2度も命を狙われたトランプ氏は、これまで以上にみずからの使命を果たす決意を固めている。トランプ氏は民主主義を救うつもりだ」と強調しました。

トランプ氏としては事件現場を再び訪れることで、暴力に屈しない姿勢を改めてアピールし、ペンシルベニア州など、大統領選挙の勝敗を左右するとされる激戦州での支持拡大につなげたい考えがあるとみられます。

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