中国・遼寧省を訪問している金杉憲治・駐中国大使は26日、経済イベントの開会式で「経済活動において日本人を含む在留邦人の安全と安心はその基礎であり、遼寧省においても安全確保のために更なる配慮をお願いします」と挨拶しました。

金杉大使の発言は深セン市で日本人の男子児童が刃物で刺され死亡した事件を念頭に置いたものです。

このイベントは遼寧省最大の経済イベントで、商談会には日本のほか、ロシアや韓国など60カ国以上の国と地域が参加しました。

また午後には瀋陽市の幹部と会談し、日本大使館によりますと、金杉大使は瀋陽市にある日本人補習校の警備強化とネット上の日本に対する極端な書き込みに対する取締りを要請しました。

これに対して市の幹部は「日本人を含む外国人を等しく保護していく。引き続き安全を守る」と応じました。

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