演説する山崎和之国連大使(28日、米ニューヨーク)=AP

【ニューヨーク=共同】日本の山崎和之国連大使は28日、国連総会の一般討論で岸田文雄首相の演説を代読し、人工知能(AI)を使った自律型致死兵器システム(LAWS)を巡り、国際ルールづくりに向けた議論に積極的に参加すると表明した。

演説開始直前に28日の最終登壇者として急きょ追加された。既に議場を後にした外交官が多く、空席が目立った。

演説内容は、22日に国連本部で開かれた未来サミットで、訪米した岸田氏自身が演説した内容と多くが重なった。ウクライナ侵略を続けるロシアや、覇権主義的な行動を強める中国を念頭に「法の支配」の重要性を強調した。

当初、日本政府は岸田氏本人による演説を模索したが、自民党総裁選までに帰国する必要があり、国連側と調整が付かなかった。

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