ウクライナ当局によりますと、南部ザポリージャでは29日、ロシア軍の誘導爆弾による攻撃で集合住宅などが被害を受け、13人がけがをしました。

このうちの1人は大きな被害を受けた集合住宅のがれきの下から救出されたということです。

当局が現場を撮影したとされる映像では、建物の一部が大きく壊れているほか黒焦げとなった車両の様子が確認できます。

また、28日に2回にわたってロシア軍の無人機による攻撃を受けた、北東部スムイの医療機関では、これまでに死者が10人に増え、けが人は22人に上っています。

検察によりますと、攻撃を受けた当時、医療機関には86人の患者と38人の職員がいたということです。

地元の救急隊が撮影した映像では無人機が医療機関に向かって飛んでいき、ごう音が響く様子をとらえています。

ゼレンスキー大統領はSNSに「この戦争について語る世界中の誰もが、ロシアが何を標的にしているかに注目すべきだ。ロシアは病院や民間施設、市民の命に戦争を仕掛けている」と投稿し、強く非難しています。

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