攻撃の応酬続き緊張高まる イスラエル軍フーシ派にも空爆

イスラエル軍は29日、レバノンの首都ベイルート郊外のほか、レバノン南部では武器庫などヒズボラの拠点およそ45か所に空爆を行ったと発表しました。

一方レバノンからは、およそ20発のロケット弾がイスラエル北部に発射され、ほとんどを迎撃したなどと発表しました。

イスラエル側がレバノンでの地上作戦の可能性に言及する中、攻撃の応酬が続き緊張が高まっています。

イスラエル軍は29日、ヒズボラの本部で最高指導者ナスララ師を殺害した27日の空爆について新たな発表を行い「この攻撃で20人以上のテロリストも殺害した」としたほか、ヒズボラの本部は複数の民間の建物の地下にあり、近くには国連の学校もあったとしています。

ロイター通信などは、この攻撃の現場からナスララ師の遺体が見つかったと29日伝えています。

こうした中イスラエル軍は29日、イエメンの反政府勢力フーシ派が使う港や発電所などを空爆したと発表しました。

イランが支援するフーシ派は前日の28日「ガザ地区とレバノンの防衛のため」などとして、弾道ミサイル1発をイスラエル最大の商業都市テルアビブの空港に向けて発射し、イスラエル軍はこれをイスラエル領外で迎撃したとしていて、紛争の拡大が懸念されています。

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