【モスクワ共同】ロシアが侵攻するウクライナ東部・南部4州の併合を一方的に宣言して30日で2年。プーチン大統領は占領の既成事実化を進めたが、実際は侵攻当初から目標としていた東部2州の全域制圧も達成していない状況だ。ウクライナ軍の越境攻撃を受け撃退に苦戦しながらも、東部での占領地拡大へ攻勢を強めている。  プーチン氏は4州「再統合の日」と定めた30日に国営テレビで演説し、ウクライナのロシア系住民を迫害から守ったと侵攻を正当化。参戦する兵士を英雄とたたえ「目標を全て達成する」と強調した。マトビエンコ上院議長は4州の社会経済開発が計画通り2030年までに完了するとの見通しを示した。


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