ウクライナ軍は2日、東部ドネツク州の防衛拠点のひとつ、ウフレダルから部隊の撤退を許可したと発表しました。

ウクライナ軍は「敵は長引く戦闘で大きな犠牲を出しつつもウフレダル攻略の試みを放棄しなかった。援軍を送り込んで攻撃し、包囲される恐れがあった」としています。

ウフレダルはドネツク州の南西に位置する高台にある物流の拠点で、ロシア軍は2022年以降、犠牲を出しながら何度も大規模な攻撃を仕掛けていて、1日にはロシア軍の兵士がロシア国旗を掲げている映像がインターネット上で流れていました。

ロシア軍は、今後、ドネツク州全域の掌握を目指し要衝ポクロウシクなどに向けてさらに攻勢を強めるとみられます。

一方、ウクライナ側はこれまでロシア西部のクルスク州でロシアへの越境攻撃を行うことでウクライナ東部でのロシア軍の進軍を遅らせることができていると強調していました。

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