南米で、観測史上で最悪といわれる干ばつの被害が広がっています。コロンビアを流れるアマゾン川の水位は最大で90%低下していることがわかりました。
コロンビアの国家災害リスク管理局(UNGRD)は1日、干ばつに対する緊急対応策を発表しました。
当局は、「気候変動によって生じた干ばつにより、過去3カ月でアマゾン川の水位が80~90%減少した」と発表していて、給水が途絶えた先住民集落もあるということです。
川の水位が極端に低下したことで、食料調達や交通など、人々の生活が深刻な影響を受けているとしています。
また、ブラジルでは森林火災や山火事が相次いでいて、アマゾン流域に住む74万人以上が食糧不足などに陥っていると見られています。
さらに、水温の上昇によってアマゾン川の支流に生息し絶滅危惧種に指定されている地元の固有のイルカが大量に死ぬなど動植物や漁業などにも被害が拡大しています。
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