「ライト・ライブリフッド賞」はスウェーデンの財団から環境や人権問題などに尽くした人に毎年贈られていて、もう1つのノーベル賞とも呼ばれています。

ことしの受賞者は3日に発表され、パレスチナの人権活動家、イッサ・アムロ氏(44)などが選ばれました。

財団によりますと、アムロ氏はイスラエルの占領下にあるヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区ヘブロン出身で、2007年に若者らと団体を立ち上げ、イスラエル軍やユダヤ人の入植者による住民への人権侵害を記録したり、抗議活動を組織したりするなど平和的な手段でパレスチナ人の権利を訴えてきました。

アムロ氏は「受賞をうれしく誇りに思う。パレスチナの人たちが自由、正義、平等のもとで生活できる権利を守るため、懸命に努力を続けていく意欲がわいてくる」とコメントしています。

この賞は、地球温暖化対策を訴えているスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんも2019年に受賞しています。

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