【ワシントン共同】11月の米大統領選は5日で投開票まで残り1カ月。民主党候補ハリス副大統領(59)と共和党候補トランプ前大統領(78)の争いは大接戦のまま最終盤を迎え、激戦7州の行方が勝敗を決める。緊迫する中東情勢や災害への対応ミスなど「オクトーバーサプライズ(10月の驚く出来事)」が起きて情勢を左右する可能性もある。  女性初の大統領を目指すハリス氏は3日、激戦州の一つ中西部ウィスコンシン州の集会で「政権移行を暴力的に妨害した者は二度と大統領を務めるべきではない」と訴え、議会襲撃事件を巡り起訴されたトランプ氏を非難した。人工妊娠中絶の権利擁護や、手厚い中間層支援策を打ち出す。  返り咲きを狙うトランプ氏は3日、激戦州の中西部ミシガン州の集会でハリス氏が勝てば「米国は暗黒時代に突入する」と攻撃した。不法移民流入や物価高への不満をすくい上げ、ハリス氏の責任を追及している。  選挙は各州に割り当てられた大統領選挙人計538人の過半数獲得を競う。


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