ウクライナ軍がロシア西部クルスク州への越境攻撃を続ける中、ゼレンスキー大統領は4日、クルスク州に隣接するウクライナのスムイ州を訪問しました。

そして、越境攻撃に加わっている兵士らに対し、「クルスクでの作戦が、国外から援助物資や武器を提供している人たちの意欲を高めるのに役立ったことを知ってほしい」と述べ、激励しました。

ウクライナ軍が越境攻撃を開始して6日で2か月になりますが、ロシア軍がウクライナ軍を撃退しようと攻撃を続けているものの、ウクライナ軍は引き続きクルスク州の一部を掌握しています。

一方、複数のウクライナメディアは4日、軍の情報筋の話としてウクライナ軍が東部ドネツク近郊のロシア側が支配する地域に対して行ったミサイル攻撃で20人以上の兵士が死亡し、この中に、北朝鮮の将校6人が含まれていたと伝えました。

ミサイル攻撃があったのは3日で、ロシア軍が北朝鮮の将校らのために攻撃や防御のための訓練を実演していたとの情報がロシアのSNS上にあるとしています。

北朝鮮は、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに砲弾を供与するなど両国は軍事的な協力関係を深めています。

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