去年始まったイスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘では、
▼ハマスが越境攻撃でおよそ1200人を殺害した一方、
▼ガザ地区の保健当局はこれまでに4万1825人が死亡したとしていて深刻な人道危機が続いています。

戦闘が始まってから7日で1年となるのを前にアメリカやイギリス、ドイツなど世界各地で5日、即時停戦を求める抗議デモが行われました。

このうちアメリカの首都ワシントンで行われた抗議デモでは、参加者たちが「パレスチナに自由を」と声をあげたり「ガザの包囲をいますぐ解除しろ」と書かれたプラカードを掲げたりしていました。

イスラエルは、レバノンでもハマスに連帯するイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で攻撃の応酬を続けていて、イスラエル軍の報道官は5日、レバノン南部への地上作戦でこれまでにヒズボラの戦闘員440人を殺害したほか、2000か所の標的を破壊したと明らかにしています。

国連のグテーレス事務総長は5日、声明を発表し「1年前の恐ろしい攻撃に続く戦争は、ガザ地区やレバノンの人々の生活を破壊し、深刻な苦痛を与えている。いまこそ人質を解放し、この地域に広がる苦しみを止める時だ」としてハマスが拘束している人質の解放と即時停戦を改めて訴えました。

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