OIFが開いた会合で演説するフランスのマクロン大統領(5日、パリ)=ロイター

【パリ=時事】フランスのマクロン大統領は5日、イスラエルの地上侵攻を受けるレバノンを支援するため、月内に国際会議を開催すると明らかにした。「人道支援の提供や国際社会の取り組み強化、レバノン南部での治安確保のための同国軍支援」が議題という。

仏語を公用語とする国・地域などでつくる「フランコフォニー国際機関(OIF)」が開いた会合の閉幕会見で語った。フランスの委任統治領だったレバノンもOIF加盟国。

マクロン氏は、イスラエルがレバノンで地上作戦に踏み切ったことを「遺憾に思う」と表明。OIF会合では、全加盟国・地域が「即時・恒久的停戦を支持した」と強調した。

マクロン氏はこれに先立つラジオのインタビューで、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘停止に向け「兵器の供与をやめる」ことが重要だと主張。ロイター通信によれば、イスラエルのネタニヤフ首相は「イスラエルは(フランスの)支援がなくても勝つ。恥を知れ」などと猛反発した。

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