大井川和彦・茨城県知事㊧と韓国のインターパークトリプルが観光誘客へ覚書を結んだ

茨城県が訪日韓国人向けの旅行支援を拡充している。4日に韓国オンライン旅行会社、インターパークトリプルと観光誘客へ覚書を結び、5日から独自の宿泊割引きを始めた。成田空港と県内ゴルフ場との間の送迎費用への助成も設け、訪日客で最も多く全体の4分の1を占める韓国からの旅行者の呼び込みを強化する。

インターパーク社は航空券や宿泊施設の予約サイトやアプリを運営。韓国でのアプリ会員は900万人に達する。年間の訪日韓国人の約3分の1にあたる250万人が同社のサービスを利用しているという。

県はインターパーク社へ県内観光地などの情報を提供し、ツアー造成でも連携する。同社のチェ・フィヨン最高経営責任者(CEO)は「韓国では最近(日本の)大都市以外に目を向けている。茨城県と連携してユニークで楽しい商品を作り、韓国人が茨城に行けるようサポートしてきたい」とコメントした。

県は訪日韓国人を対象にした旅行割「コモンいばらき」も始めた。2025年2月28日まで、旅行サイト「トリップドットコム」や「アゴダ」経由で予約した県内宿泊施設の料金のうち1人1泊あたり最大50%、5000円程度を割り引く。

同期間中、韓国人旅行客を成田空港へ送迎する県内の宿泊施設やゴルフ場向けに経費のうち片道6000円〜1万5000円を助成。100を超すゴルフ場を抱える県の強みも生かす。

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