この産業見本市は地元の経済団体が首都カブールの展示場で今月6日から7日間の日程で開いているもので、国内外のおよそ700の企業などがブースを設けています。

この中ではアフガニスタンの企業や事業所が製造している食品やじゅうたんなどが展示され、国産品の品質をPRしていました。

また、中国各地から物資を輸送しているアフガニスタンの物流企業も参加していて、複数の中国企業と協力してすすめているプロジェクトなどを説明していました。

さらに隣国イランからは60社が参加し、企業の担当者が家電製品や鉱石の掘削技術などを紹介し、地元企業との商談も行われていました。

アフガニスタンをめぐってはイスラム主義勢力タリバンが女性の人権を侵害しているとして欧米各国などが厳しい制裁を続けていますが、今回の見本市はこのところの中国や周辺国との間の経済関係の強化を印象づけた形です。

アフガニスタンの地元企業の担当者は「今の経済状況は確かに悪いが見本市には多くの人が参加して商談も行われており、状況はよくなっていると思う」と話していました。

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