ブラジルの最高裁判所は8月30日、政治などに関する誤った情報を拡散しているアカウントの規制などに応じなかったとして、Xのサービスを停止する命令を出し、ブラジル国内からアクセスできなくなっていました。

これに対し、Xを所有するイーロン・マスク氏は当初、「言論の自由は民主主義の基盤だ」などと主張し、ブラジル側の措置に対抗する姿勢を示してきましたが先月中旬からブラジル側の求めていたアカウントに対する規制などに応じ、サービスの再開を求めてきました。

こうした中、ブラジルの最高裁判所は8日、Xがアカウントの規制や罰金の支払いなどの対応を終えたとして再開を認める決定を出しました。

停止措置をめぐってはボルソナロ前大統領や支持者が裁判所の判断を批判するなど大きな議論となっていました。

X「法の範囲内で言論の自由を守り続ける」

これについてXは8日「Xがブラジルに戻ってくることを誇りに思う。何千万人ものブラジルの人々を私たちの不可欠なプラットフォームにアクセスできるようにすることは最も重要なことだった。我々は事業を行うすべての場所で法の範囲内で言論の自由を守り続ける」と英語とポルトガル語でコメントしました。

Xを率いるイーロン・マスク氏はブラジルの最高裁判所の判事を「判事のコスプレをした邪悪な独裁者」などと繰り返し批判していました。

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