アメリカのハリス副大統領は8日、ニューヨークのスタジオからABCテレビのトーク番組に生出演しました。

番組で司会者は、トランプ前大統領が、バイデン政権はハリケーンなど災害対策のための予算を移民のために使っているなどと発言していることについて、ハリス氏に質問しました。

これに対して、ハリス氏は「人々が家を失い、希望を無くしているときに、自分自身の政治的な駆け引きをしている。彼は他者のニーズよりも自分自身を優先する。苦しんでいる人々への配慮に欠けていることを懸念している」と述べて、うその情報を広めているとトランプ氏を批判しました。

そのうえで、南部フロリダ州に別のハリケーンが接近していることについて、「どうか、地元の当局からの勧告を真剣に受け止めてほしい。『これまでにも経験したことだ』と思うだろうが、今回は違う」と述べて、住民に警戒を呼びかけました。

ハリス氏は今週、テレビ番組など、さまざまなメディアへの出演を重ねていて、大統領選挙の投票日まで1か月を切る中、幅広い層に浸透を図りたいねらいがあるとみられます。

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