現地の公安当局によりますと、中国南部・広州で8日、刃物を持った男に路上で襲われ3人がけがをする事件がありました。

3人は命に別状はなく、当局は60歳の男を容疑者として拘束したとしています。

中国メディアによりますと、現場は広州中心部にある地元の子どもたちが通う小学校のすぐ近くで、5年生の女子児童と3年生の男子児童のほか、子どもの世話をしていた女性が巻き込まれたということです。このうち女子児童は大けがをしたということです。

また、事件が起きたのは昼休みに学校を離れた児童たちが授業に戻ってくる時間帯で、多くの子どもたちが校門の近くに集まっていたと伝えています。

広州の日本総領事館によりますと、日本人が巻き込まれたという情報はないということです。

このところ中国では、各地で刃物による切りつけ事件が相次いでいます。先月には、南部の深※センで、日本人学校に通う男子児童が、刃物を持った男に襲われ死亡する事件が起き、日本政府は中国側に事件の動機などの背景を明らかにするよう求めています。

※「セン」は「土」へんに「川」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。