アメリカの気象当局によりますとハリケーン「ミルトン」は、5段階のうち3番目に強い「カテゴリー3」の勢力で、現地時間の9日午後、日本時間の10日午前 南部フロリダ州に上陸しました。

ハリケーンはその後「カテゴリー1」に勢力を落として北東に進んでいます。

AP通信はハリケーンの上陸前から住宅の被害が相次いでいると伝えているほか、300万戸以上が停電していると伝えています。

地元当局はハリケーンの接近に備えて700万人以上に避難命令を出し、9日のハリケーン上陸前に、およそ300の避難所に5万5000人以上が避難したということです。

ハリケーンは現地の10日午前に大西洋に抜け、今後ゆっくりと勢力を弱めると予測されています。

フロリダ州などアメリカ南部では、先月下旬に直撃したハリケーン「へリーン」の影響で大規模な洪水や土砂崩れが相次ぎ、230人以上が死亡するなど大きな被害が出たばかりです。

被災地には今も多くのがれきが残っていて、今回のハリケーンにともなう暴風や竜巻で巻き上げられるおそれがあります。

また、大規模な洪水や浸水のおそれもあるということで、被災地では再び大きな被害が出る懸念も高まっています。

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