トランプ前米大統領(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補トランプ前大統領(78)の若い頃を描いた映画「アプレンティス(見習い)」が10日、米国で公開された。最初の妻をレイプするシーンを含む赤裸々な内容。11月の大統領選が迫る中、影響を懸念するトランプ陣営は「完全な作り話で選挙干渉だ」と猛反発している。日本では来年1月に公開される予定。  映画は1970~80年代のニューヨークで不動産開発業者として活躍したトランプ氏の原点が描かれている。目立たない青年だったが、豪腕弁護士から敵を攻撃して自分の非を認めず、勝利を主張し続けるよう教え込まれ、目的のためには手段を選ばない実業家に変貌を遂げる。  トランプ氏の周辺を取材したバニティ・フェア誌のジャーナリストが脚本を担当した。最初の妻イバナさん(2022年に死去)をレイプするシーンは、イバナさんによる離婚手続きの際の訴えに基づく。トランプ氏側は事実を否定している。  映画はカンヌ映画祭で最高賞「パルムドール」を競うコンペティション部門に選ばれた作品の一つ。


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