ユニセフ(国連児童基金)は10日、パレスチナ自治区ガザで2回目となるポリオウイルスのワクチン接種が14日から始まると明らかにしました。
地域を限定した戦闘の一時停止で合意したとしています。
ユニセフのラッセル事務局長はXで、10歳未満の子ども59万人を対象にポリオウイルスの2回目のワクチン接種を14日から始めると明らかにしました。
イスラエル軍やイスラム組織ハマスと地域ごとに戦闘の一時停止に合意したとしていて、1回目の接種と同様にガザ地区の中部、南部、北部の順番で接種が行われるとみられます。
ラッセル事務局長は「すべての関係者が戦闘の一時停止を尊重することが極めて重要で、それがなければ子どもたちにワクチンを接種することは不可能だ」と訴えました。
ポリオウイルスのワクチンは1カ月の期間を空けて2回、接種を受けることが必要で、9月1日から始まった1回目は約56万人に接種を終えています。
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