ウクライナのゼレンスキー大統領は13日、ビデオ演説を行い「ロシアと北朝鮮のような体制との同盟関係が深まっていることが見てとれる」と述べ、ロシアと北朝鮮の関係強化が進んでいると指摘しました。

そのうえで、「武器にとどまらず、北朝鮮から占領軍への人の移送も行われている」と述べ、北朝鮮がロシアに対し、砲弾やミサイルの供与に加えて軍関係者の派遣も行っているとして批判しました。

ロシアと北朝鮮の関係をめぐっては、10月4日にウクライナ東部のロシア側が支配する地域で、北朝鮮の将校6人がウクライナ軍のミサイル攻撃によって死亡したと、ウクライナの複数のメディアが伝えていました。

ゼレンスキー大統領は、北朝鮮からロシアへの軍関係者の派遣の規模など、具体的な内容にはふれていませんが、ウクライナへの軍事侵攻をめぐって、ロシアと北朝鮮の協力関係が進んでいることへの危機感を示したものとみられ、ビデオ演説では、欧米各国との連携強化の必要性を訴えました。

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