日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞受賞を受けて、10月12日、岩手県内在住の被爆者が会見し、喜びと今後への思いを語りました。

日本被団協のノーベル平和賞受賞を受け、8歳の時、広島で被爆し現在、盛岡市在住の三田健二郎さんは12日、会見で喜びを語りました。

県原爆被害者団体協議会 三田健二郎会長
「我々が行ってきた核兵器廃絶への運動が意義ある活動として認められた。大変うれしく思っています」

三田さんが会長を務める県原爆被害者団体協議会は現在18人の会員がいて、これまで街頭で核兵器廃絶を訴えるなどの活動を続けてきました。会見で三田さんは今後への思いを次のように語りました。

県原爆被害者団体協議会 三田健二郎会長
「命があるうちに核兵器廃絶が実行されることをこの目で見届けたい」

会見には矢巾町在住で父親が被爆した下村次弘さんも出席し、「日本政府が核兵器禁止条約に批准するよう運動を強めたい」と語りました。

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