【エルサレム共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は14日、イスラエル軍の激しい攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ北部で9月30日以降、食料を含めた支援が許可されていないと明らかにした。住民ら40万人以上が取り残されているという。北部ジャバリヤの食料配給所が14日に砲撃され、少なくとも10人が死亡、40人が負傷したとも発表した。  軍は北部でイスラム組織ハマス掃討作戦を強めている。ジャバリヤでは約5万人が避難を余儀なくされたという。UNRWAのラザリニ事務局長は「住民には立ち去るか飢えるか、いずれかの選択肢しかない」と訴えた。  ガザ中部では14日から2回目のポリオ予防接種が始まった。9月の1回目と同様、中部、南部、北部の順に実施される見通し。対象は10歳未満の約59万人で、世界保健機関(WHO)によると、14日は約9万2千人にワクチンが投与された。  軍は13日、ガザ中部ヌセイラトで避難民が身を寄せる学校を空爆し、パレスチナ通信によると、子どもや女性を含む22人が死亡した。


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