COP29は、11月11日から22日までの日程で、旧ソビエトのアゼルバイジャンで開かれます。
開催を前に、アゼルバイジャンのアミルバヨフ大統領特別代表が来日し、NHKのインタビューに応じました。
この中で、大統領特別代表は「最も差し迫った問題は、途上国が気候変動対策を進めるために必要な資金で、会議で集中的に取り組むことになる。議長国として、異なる地域や利害関係者などの懸け橋になる機会だ」と述べ、途上国に対する支援をめぐる議論を進めることに意欲を示しました。
また、産油国であるアゼルバイジャンが、2030年までに国内の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合を、30%にまで引き上げる方針を掲げていることを念頭に「議長国になるということは、再生可能エネルギーへの移行を進める用意があるという強い政治的意志を示したものだ」と述べ、その意義を強調しました。
一方、隣国アルメニアとの係争地、ナゴルノカラバフをめぐる軍事行動で、敗北したアルメニアとの間で緊張関係が続いていることについて「いつかアルメニアとの関係が正常化することを願っているが、それはアルメニア側に意思があるかないかが主な要因になる」と述べるのにとどまりました。
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