イスラエル軍は26日もガザ地区への空爆を続けていて、ガザ地区の保健当局はこれまでに3万4356人が死亡したと発表しています。

連日攻撃にさらされているガザ地区南部のラファでは、今月21日に空爆で死亡した妊娠中の女性から緊急の帝王切開で女の子の赤ちゃんが生まれましたが、イギリスBBCはこの赤ちゃんが25日に死亡したことがわかったと伝えています。

赤ちゃんが生まれたときの体重は1400グラムほどしかなく重度の呼吸不全に陥っていたということで、母親の隣に埋葬されたということです。

ラファにはガザ地区北部などからの避難者を含むおよそ120万人が身を寄せていますが、イスラエル軍はハマスの壊滅のためだとしてラファでの地上作戦を強行する構えを見せています。

ロイター通信によりますと、住民がラファを離れて別の場所に避難する動きも出ていてガザ地区中部のデルバラハからの映像では、逃げてきた人たちが木材を組み合わせて布やビニールシートを張りテントを建てている様子が写っています。

ラファへの地上作戦をめぐっては、国際社会からも強い懸念が示されていて、26日にはエジプトの代表団がイスラエルを訪れて戦闘の休止や人質の解放に向けた交渉の再開について協議したと伝えられるなど、各国が働きかけを強めています。

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