共同宣言の概要では、長期化するロシアによるウクライナ侵攻をめぐり、ウクライナの主権などを尊重した正当で持続的な平和の実現に向けて、G7が鍵となる役割を果たしていくとしています。

また、インド太平洋地域に関し、中国とロシアの軍事連携を踏まえ、東シナ海や南シナ海の現状への懸念を表明し、力による一方的な現状変更の試みに強く反対する立場を強調するとともに、G7が、この地域の安全保障や防衛に関与し続ける姿勢を明確にしています。

さらに台湾海峡の平和と安定の維持が、国際社会の安全と繁栄に不可欠だとの認識も再確認しています。

このほか中東情勢では、ガザ地区の即時停戦を支持するとともに、イスラム組織ハマスによるイスラエルへのテロ攻撃を非難し、すべての人質の解放を改めて呼びかけています。

G7はこうした概要をもとに国防相会合の討議を経て共同宣言をまとめたい考えです。

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