【ワシントン共同】米下院監視・説明責任委員会の民主党議員団は18日、共和党大統候補のトランプ前大統領が在任中の2017~18年に、一族がワシントンで経営していたホテルを利用した大統領警護隊(シークレットサービス)から通常の3倍以上の宿泊費を過剰に徴収していたとの報告書を公表した。  報告書は、憲法が禁じている公的立場を私的利益に利用する「利益相反」に該当すると結論付けた。問題となっているのは、ホワイトハウスに近い旧トランプ・インターナショナル・ホテル(現ウォルドーフ・アストリア・ホテル)。  報告書によると、トランプ氏の次男エリック氏が18年2月22日に宿泊した際、警護隊が借りた部屋の宿泊料として1室895ドル(約13万3千円)を徴収した。同じ夜、100室以上の宿泊料は警護隊の部屋より低額で、少なくとも1室は150ドルで貸し出されていた。宿泊したカタール王室の一族の部屋4室は280~490ドルだった。  報告書はトランプ氏が法外な宿泊費を徴収するため警護隊を「個人的なATMとして扱っていた」と非難した。


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