中東の衛星テレビ局アルジャジーラは19日、イスラエル軍がガザ地区北部のベイトラヒヤの住宅地を空爆し、子どもや女性を含む少なくとも73人が死亡したと伝えました。

けが人も多数、出ているということで、アルジャジーラの映像では、辺りが暗くなった住宅地で多くの人ががれきの中をライトで照らしながら捜索する様子や、けが人を担架にのせて次々と運び出す様子が写っています。

また、ベイトラヒヤの近隣のジャバリアでもイスラエル軍は攻勢を強めていて地元メディアは住宅への攻撃で、合わせて30人が死亡したと19日、伝えていました。

アルジャジーラは今回のベイトラヒヤへの空爆はその直前に起きたジャバリアでの攻撃から逃れて避難した人たちが多く身を寄せた場所がねらわれたとしています。

イスラエル軍は今月17日にイスラム組織ハマスのシンワル最高幹部を殺害したと発表したあとも、ガザ地区への攻撃を強めています。

こうした情勢を受けて、アメリカはブリンケン国務長官を22日にもイスラエルに派遣すると複数のメディアが伝えていて、ハマスとの停戦協議の再開を模索するとみられますが、ハマスも徹底抗戦の構えを崩しておらず、協議は依然として難航が予想されます。

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