【サンパウロ共同】ペルーの裁判所は21日、建設会社から巨額の賄賂を受け取ったとして、マネーロンダリングなどの罪でアレハンドロ・トレド元大統領(78)に禁錮20年6月の判決を言い渡した。トレド被告は裁判で無実を訴えていた。  同国メディアによると、2001~06年に大統領を務めたトレド被告は在任中、高速道路建設発注に絡みブラジルの建設大手オデブレヒトに便宜を図った。見返りとして約3500万ドル(約52億円)の賄賂を知人の銀行口座を通して受け取り、不動産の取得などに使った。  トレド被告は、今年9月に死去したアルベルト・フジモリ元大統領の汚職体質を批判し、01年の大統領選で当選した。


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