22日、イスラエルの空爆があったレバノンの首都ベイルートの病院近くで生存者を捜す人々(ロイター=共同)
【エルサレム共同】レバノンの国営通信は22日、首都ベイルート南部の病院近くで21日、イスラエル軍の空爆があり、13人が死亡、57人が負傷したと報じた。ベイルート南部は親イラン民兵組織ヒズボラが影響力を持つ地域。ヒズボラは、イスラエル中部の商業都市テルアビブ近郊や北部ハイファを22日にミサイルやロケット弾で攻撃したとの声明を出した。 ヒズボラはイスラエル軍の情報機関や海軍基地を狙ったとしている。同軍によると、大半を迎撃し、一部が空き地に落下した。 イスラエル軍のハガリ報道官は21日、ヒズボラがベイルート南部にある別の病院に地下壕をつくり、5億ドル(約750億円)の現金や金を隠していると主張。病院の地下の見取り図などを公開した。後ろ盾のイランがヒズボラの資金源になっていると批判した。 パレスチナ通信によると、イスラエル軍は22日もイスラム組織ハマス掃討作戦を展開するガザ北部ジャバリヤなどへの攻撃を継続。8人が死亡した。ガザ保健当局は、昨年10月以降の死者は4万2718人になったと発表した。
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