【ソウル、キーウ共同】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は23日、北朝鮮がロシアのウクライナ侵攻を支援するためロシアに移動させた兵士らの人数が、既に計約3千人に達したとの見方を示した。ロ朝間で計画している1万人以上の派兵が12月ごろ現実となると見通した。国会の情報委員会で報告し、出席議員が報道陣に明らかにした。 国情院は18日に北朝鮮の特殊部隊員約1500人が8~13日にロシア極東ウラジオストクへ移動したと発表しており、23日の報告で、ほぼ同人数が追加でロシア入りしたもようだと説明した。 また、ロシア軍が意思疎通のため朝鮮語通訳を多数選抜しているなどの動きも確認したと説明。北朝鮮内では、派兵のうわさが広まることを恐れた当局が、ロシアに送る軍人の家族らを集団移住させているとの情報があるとした。 ウクライナのゼレンスキー大統領は22日の声明で、北朝鮮兵の大規模な訓練が既に始まっているとの情報をウクライナ側が持っていると述べた。規模について、6千人の旅団2個編成の可能性があるとの見方を示した。
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