中国軍が、10月14日に台湾を囲むように実施した軍事演習に関連し、台湾の国防部長は「実際に台湾を封鎖しようとすれば戦争行為になるだろう」と述べました。
台湾の顧立雄国防部長は23日、中国軍が10月14日に行った演習で、台湾の軍事的に重要な港などを封鎖すると説明していたことに触れたうえで、「実際に航空禁止区域は公表せず訓練的な性質のものだった」と指摘しました。
そのうえで顧氏は、「実際に航行・飛行を禁止し、台湾を封鎖すれば、国連決議に基づき戦争行為になる」と述べ、中国をけん制しました。
また台湾国防部は、中国軍の空母「遼寧」の艦隊が、22日夜に台湾が実効支配する東沙諸島の周辺海域から台湾海峡を通過したと発表しました。
これに対して中国外務省は、「中国の空母が自国の領土と領海で演習を行うのは正常なことだ」とコメントしています。
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