ロシアや中国など新興国でつくるBRICSの首脳会議が23日、ロシア中部・カザンで開かれました。
ウクライナ侵攻などをめぐる「欧米の経済制裁は違法」とする共同宣言が採択されました。
議長国を務めたロシアのプーチン大統領は「BRICSは国際社会で存在感を強めている」と述べた上で、「世界の安定と安全保障に真に前向きな影響を与えている」と主張しました。
グローバルサウスなど30カ国以上がBRICSに関心を持っているとし、採択された共同宣言では「パートナー国」の創設を検討することで合意したことを明らかにしました。
また、共同宣言の中では、ウクライナ侵攻などをめぐる「欧米の制裁は違法」としていて欧米に対抗する姿勢と経済制裁を打破したいロシアの意図が反映された形となりました。
一方で、各国の思惑は様々でどの程度、結束が強化されるかは不透明です。
BRICS首脳会議は24日までで、最終日にはプーチン大統領が会見を行う予定で発言が注目されます。
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