ミャンマーのアウンサンスーチー氏(2013年撮影、資料写真)

 【バンコク=藤川大樹】クーデターで実権を握ったミャンマー国軍は24日、旧軍事政権トップのタンシュエ氏の義理の息子であるネーソーマウン元大佐を扇動などの罪で起訴したと発表した。  現地からの情報によると、ネーソーマウン氏は、アウンサンスーチー氏の側近だったゾーミンマウン元マンダレー地域首相が死去した際、追悼の言葉をフェイスブックに投稿。また、ミンアウンフライン国軍司令官は誰の言葉にも耳を貸さない、との趣旨の書き込みもしたという。  タンシュエ氏は旧軍政トップとして独裁を続け、スーチー氏を長期間にわたり自宅軟禁下に置くなど民主化運動を弾圧。2011年の民政移管で引退した。  ネーソーマウン氏はタンシュエ氏の娘と結婚。現在は別居しているが、良好な関係を維持していた。関係者は「タンシュエ氏はもはや国軍に影響力も持っておらず、ミンアウンフライン氏はタンシュエ氏に敬意を払っていないことが明らかになった」と指摘した。 

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