ジョージアではことし6月、与党「ジョージアの夢」が市民の大規模な反対デモを押し切る形で、外国から資金提供を受けているNGOやメディアなどの団体を規制する法律を成立させました。
同様の法律がロシアでも施行され、政権の意向に沿わない人たちが相次いで活動を制限されていることから、野党側は「ロシア法」と呼んで批判し、EUは「EUの価値観にそぐわない」としてジョージアの加盟手続きを事実上停止しました。
こうしたなか行われる議会選挙は接戦とみられ、投票を前にした今月20日、野党支持者は、首都・トビリシの中心部で大規模なデモを行い、政権交代やEU加盟を訴えました。
一方、与党は「平和と安定」を強調し、23日、同じ場所で各地から支持者を集めて大規模な集会を開きました。
選挙の結果は、今後のジョージアの外交政策の方向性を決めることになりそうです。
投票は、日本時間の27日午前1時に締め切られ即日開票されますが、与党と野党のどちらが勝利しても、敗れた側が「不正が行われた」などとして抗議デモを行う可能性も指摘されています。
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