握手するロシアのプーチン大統領(右)とイランのペゼシュキアン大統領=23日、ロシア中部カザン(ロイター=共同)

 【テヘラン共同】イスラエルが26日に実施したイランへの反撃を巡り、ロシアがイランに対し、反撃に関する情報を事前に提供していたことが分かった。イランのペゼシュキアン大統領とロシアのプーチン大統領が23日にロシア中部カザンで会談した際、イスラエルの反撃に関してロシアがイランを支援することで合意していたという。複数のイラン高官が26日、共同通信に明らかにした。  ウクライナに侵攻するロシアに対しイランが無人機を供与するなど、両国は軍事面で緊密な関係を保っている。今回の情報提供によって軍事協力の深化が鮮明になった。  会談で両氏は、ロシアがイランに衛星画像や電子戦でのかく乱技術などを提供することを確認した。合意通り事前に提供があり、イラン軍事筋は「イスラエルの反撃に驚きはなく、準備ができていた」と明らかにした。  イラン政府高官によると、ロシアの情報提供と別に、イスラエルは仲介国を通じてイランに反撃を事前通告し、再報復しないようメッセージを送っていた。


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