中国で怒鳴りながら鉄パイプを振り回し、「城管」を殴る男の姿がカメラにとらえられた。
男は路上でパン販売をしていたが、突然取り締まりを受けてブチギレ。
暴力を振るい始めたという。
中国では城管の厳しい取り締まりが問題視されていて、SNSでは同情も集まっている。

鉄パイプ振り回し主張する男…

中国・広東省の路上で12日に撮影されたのは、大声を上げながら鉄パイプを振りかざす男の姿だ。

鉄パイプを振り回す男(中国SNSより)
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「この命はいらない!この命はいらない!どけ!」としきりに怒鳴り、バイクから降りると「来るな!」と言って撮影者にも殴りかかった。

捨てぜりふを繰り返し暴れる男(中国SNSより)

さらに男は「この命はいらない!この命はいらない!何も怖くない!」と繰り返し、捨て身の覚悟で鉄パイプを振り回していた。

取り締まりにブチギレ!逃げ場なく…

男に殴られていたのは、街の無許可営業や違法駐車などを取り締まる「城管」だ。
男が路上でパンを販売していたところ、城管から「違法だ」と取り締まりを受けていたのだった。

トラブルになっていたのは、「城管」とパンを販売していた男(中国SNSより)

「離して…」と訴える男に、城管は容赦なく「ダメだ、降りろ」と命令した。
仕方なく男は移動しようとしたものの、城管に腕やバイクを押さえられ、身動きが取れなくなってしまう。

そしてついに、男は堪忍袋の緒が切れたのか、鉄パイプで殴りかかったのだった。

パン販売の男は傷害容疑で逮捕(中国SNSより)

その後、殴られた2人の城管は軽いけがを負い、男は傷害の疑いで逮捕された。

城管の厳しすぎる取り締まりが問題視

一方、中国国内では「城管」による厳しすぎる取り締まりや横暴さも問題視されていて、SNS上では、「庶民は苦しいから見逃してあげて」、「城管は殴られるべきだ」など、男に同情する声も上がっている。
(「イット!」 10月22日放送より)

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