中国国旗(資料写真)

 【北京=河北彬光】中国外務省の林剣(りんけん)副報道局長は28日の記者会見で、自民、公明の与党が過半数を割り込んだ衆院選の結果について「日本の内政であり論評はしない」と前置きした上で「日本が中国と同じ方向に向かって進むことを望む」と話した。  林氏は「中日関係の長期的な健全かつ安定的な発展は、両国民の利益に一致する」とも言及。昨年11月の日中首脳会談で確認した戦略的互恵関係に関して「全面的に推進し、新たな時代に符合する中日関係の構築に力を尽くすことを望む」と日本側に呼びかけた。  中国メディアは28日、衆院選の結果と石破政権の展望を相次いで報じた。  国営新華社通信は、自民、公明両党が政権維持のため野党取り込みを検討しているとするとともに、野党勢力が無所属議員と結束すれば「政権交代も可能性がないわけではない」と予測。その上で「選挙で最も勢いのあった国民民主党が与野党双方のターゲットになるだろう」と見通した。 

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