大気中に含まれる主な温室効果ガスの濃度は、日本の気象庁が世界各地の観測データを収集・解析しています。

28日公表された去年の結果では、二酸化炭素の濃度が100万分の1の単位で420ppmと、前の年より2.3ppm増加しました。

工業化する前の1750年以前、日本の江戸時代のころと比べ、およそ1.5倍に増えています。

また、メタンは10億分の1の単位で1934ppbと前の年と比べて11ppb増えたほか、一酸化二窒素は前の年と比べて1.1ppb多い336.9ppbで、いずれもこれまでで最も高くなりました。

温室効果ガス3種類の世界の平均濃度は、17年連続で過去最高を更新しています。

WMOは、このままのペースで二酸化炭素やメタンといった温室効果ガスの排出が進めば気候変動が加速し、永久凍土の融解など人類の制御が難しい状況になるおそれもあるとして強い危機感を示しています。

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