【北京共同】新潟県佐渡市で生まれた国の特別天然記念物トキ16羽を運ぶ航空機が31日、中国の北京首都国際空港に向け羽田空港を出発した。日中の覚書は日本が中国から提供されたトキの子の半数を返すとしており、今回は2016年以来8年ぶりの返還。日中関係の不透明感が増す中、学術交流を糸口とした関係活性化に期待する声が出ている。  返還対象のトキは、佐渡トキ保護センター(佐渡市)で16~22年に生まれた雄7羽、雌9羽。北京に到着後、受け入れ先の北京動物園に移送される予定。  トキの中国返還は02~16年の7回で計47羽に上る。8回目となる今回は新型コロナウイルス流行などから滞っていた。


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