【ジャカルタ共同】インドネシア・スマトラ島アチェ州の浜辺に31日、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャ90人を乗せた船が漂着した。支援団体「グタニョ」によると、船は同州沖に到着後、地元の反発を受け約1週間漂流。船内では女性6人が死亡していた。  アチェ州への密航者数は昨年、2022年の約4倍に急増。反発する地元民が上陸を拒否したり避難所を襲撃したりしている。今年10月24~25日にも同州周辺に計300人超が漂着していた。  イスラム教徒の人口が世界最多のインドネシアの中でもアチェ州はイスラム色が特に強く、バングラデシュの難民キャンプに逃れたロヒンギャたちが安住の地を求め、密航している。


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