イスラム教シーア派の聖地、イラク・ナジャフの通りを行き交う市民ら=2021年(共同)
【カイロ共同】イスラム教が国教のイラク国会は27日、同性愛行為に最長15年の禁錮刑を科す法改正案を可決した。ロイター通信などが伝えた。イスラム教で同性愛はタブー視されており、最大会派を構成する保守的なシーア派政党が法改正を支持した。米国や人権団体は基本的人権が脅かされると批判した。 改正法は「反売春・同性愛法」と呼ばれる。同性愛には10~15年の禁錮刑を科すほか、同性愛や売春を助長する行為にも7年以上の禁錮刑を科す。「道徳の堕落からイラク社会を守るため」だとしている。 イラクでは同性愛を明確に罰する法律はこれまでなかった。
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