ポリオの予防接種を受ける子ども=9月、ガザ地区中部デールバラハの病院(共同)
【ニューヨーク共同】国連は1日、イスラエル軍の攻撃で延期を余儀なくされていたパレスチナ自治区ガザ北部での2回目のポリオ予防接種を2日に再開すると発表した。ただ対象地域を大幅に縮小するため、実施主体の世界保健機関(WHO)などは、目標とする接種率9割の達成は「困難」と主張。目標を達成できなければ、感染拡大を防げない可能性がある。 今回、予防接種を実施するのはガザ北部のうち、国連がイスラエルやイスラム組織ハマスと戦闘の一時休止で合意できたガザ市のみ。国連のドゥジャリク事務総長報道官は1日の定例記者会見で「最善を尽くした結果だ」と説明した。
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