2日、スペイン東部バレンシア自治州で遺体を捜索する人たち(ロイター=共同)
【パリ共同】スペイン東部バレンシア自治州を中心に同国各地で10月29日に発生した記録的な豪雨による鉄砲水の死者は2日までに、少なくとも211人に上った。サンチェス首相がテレビ演説で明らかにした。軍兵士5千人、警官ら5千人を現場に追加派遣すると表明、行方不明者の捜索を続ける。 ロイター通信によると、今回の水害による死者は1970年にルーマニアで起きた洪水の209人と同規模になり、ここ50年以上で欧州最悪の豪雨関連の災害となった。スペイン当局は今後数日間さらに雨が降る可能性があると警告している。 多くの一般市民が徒歩で被災地に向かい、泥を取り除くための道具を運ぶなどの支援を行った。
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