イランの最高指導者ハメネイ師は2日、1979年のイスラム革命に伴い、学生グループがアメリカ大使館を占拠した事件から45年がたつのを前に、学生たちに向けて演説しました。
この中でハメネイ師は先月、国内の軍事施設がイスラエルから攻撃を受けたことに対して「イスラエルであれ、アメリカであれ、敵はイランに対して行っていることについて、必ず厳しい対応を受けることを知るべきだ」と述べ、再び報復攻撃を行う考えを示しました。
イランによる報復をめぐっては、アメリカのメディアが近く行われる可能性があると伝えていますが、ハメネイ師は報復の時期や方法については具体的に言及しませんでした。
イスラエルは、イランが行ったミサイル攻撃への対抗措置として、先月26日にイラン国内への空爆を行っていて、今後、イランが再び攻撃に踏み切れば、中東の軍事大国どうしの間で報復の応酬に歯止めがかからなくなるおそれがあります。
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