ロシア大統領府は4日、プーチン大統領が首都モスクワを訪問した北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相と会談したと発表した。ロシアと北朝鮮が6月に結んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」について意見を交わしたものとみられる。
大統領府によるとプーチン氏と崔氏の会談には、ラブロフ外相らが同席した。ロシアメディアは崔氏が金正恩(キム・ジョンウン)総書記からの挨拶をプーチン氏に伝達したと報じた。
ラブロフ氏は1日に崔氏と外相会談を開き、包括的戦略パートナーシップ条約の履行や両国の連携強化などについて確認した。同条約では相互の軍事支援を盛り込んでおり、北朝鮮はロシアに兵器の供給や兵士の派遣をしているとみられている。
プーチン氏は6月に平壌で開いた金正恩氏との首脳会談で、次回の会談がモスクワで開催されることを望むと述べた。崔氏との会談で今後の訪ロに向けた調整についてもやりとりした可能性がある。
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