ミャンマーのヤンゴン中心部(資料写真)

 【上海=河北彬光、バンコク=藤川大樹】クーデターで実権を握ったミャンマー国軍は4日、ミンアウンフライン総司令官が6、7両日に中国南部の雲南省昆明で開催される「メコン川流域開発計画(GMS)」首脳会議など一連の国際会議に出席すると発表した。  ミンアウンフライン氏の訪中はクーデター後、初めて。中国政府によるミャンマー国軍支援の姿勢が、より鮮明となる。

◆メコン川流域各国との首脳会議に出席

 中国外務省によると、メコン川流域の国々によるGMS首脳会議には、李強首相が出席するほか、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナム5カ国の首脳らが参加する。毛寧(もうねい)副報道局長は4日の記者会見で「地域の相互連携や貿易・投資、農業、貧困撲滅など重点分野の協力で、進展があることを期待する」と述べた。  ミャンマーからの情報によると、ミンアウンフライン氏は5日にミャンマーをたち、10日に帰国する予定。滞在中、李強氏と会談する見通しだという。 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。